【美容好き必見】今さら聞けない日焼け止めの基礎知識

なんとなく日焼け止めは塗るものとして、

よく知らないままとりあえず塗っている人が多いのではないでしょうか？

今回はこのような疑問がある方向けに、日焼け止めの基礎知識からSPF値の意味までご紹介します。

日焼け止めは将来のシミやシワを防ぐために塗る

まずはこちらの疑問から解決していきます。

なんとなく紫外線は浴びすぎないほうがいいと思っている人は多いと思います。

その紫外線ですが、人体に影響のあるものはUVAとUVBの2種類あると言われています。

UVAから防御してくれる指標としてPAが、UVBから防御する指標としてSPFが使われています。

SPF1でおよそ20分となり、SPF35であれば約700分（11.6時間）、SPF50であれば約1000分（16.6時間）と日焼け止め効果を持続させることができる仕組みです。

引用：日焼け止めのSPFとは？PAとの違いや選び方を知って、正しく紫外線対策を｜お役立ちコラム｜基礎化粧品ドモホルンリンクル

SPF50＋は51以上の効果があるという意味です。

ここまでの知識をまとめます。

紫外線は年中降り注いでいるため、日焼け止めを毎日塗るのが理想的

そのため日焼け止めは毎日塗るのが理想的です。

直近10年の気象庁のデータによると、3月ごろからある程度の紫外線が出始めます。

ピークは7月・8月ごろで、10月ごろまで中程度の紫外線が降り注ぎます。

3以上の強さから日焼け止めの使用が推奨されています。

6以上になる7月や8月は海に行ったり、川でBBQすることが多い時期なので、

しっかり対策する必要がありますね。

一般的に冬の紫外線は弱いが、雪による反射により２倍近いばく露量となります。

特に、高い山では顕著です。春先の、気温がそれほど高くない紫外線の強い時は、

特に注意が必要です。

出典：環境省　紫外線環境保健マニュアル（900410650.pdf）

紫外線は反射するので油断は大敵ですね。

また、曇りの日でも紫外線は出ているので対策が必要です。

薄い雲の場合、紫外線の80％以上が通過します。

大気中のエアロゾル（もや）は紫外線ばく露を増加させることがあります。

出典：環境省　紫外線環境保健マニュアル（900410650.pdf）

さらに紫外線について詳しく学びたい方は、

環境省が出しているこちら(900410650.pdf)がとても勉強になります。

日焼け止めの強さはTPOによってわける

日焼け止めを落とすためにクレンジングをしたり、

乾燥しやすくなったりで肌トラブルの原因になることもあるからみたいです。

具体的なTPOは下記図を参照してください。

通勤や通学などはSPF10や20でもOKのようです。

ただ自転車通勤・通学などではもう少し高い数値のほうがいいかもしれませんね。

日焼け止めは2,3時間ごとに塗り直す必要がある

日焼け止めはどうしても汗や摩擦などで落ちやすいため、

しっかり効果を発揮してもらうには塗りなおすことが大切です。

そのような方には日焼け止めスプレーやUVカット効果が高いパウダーがおすすめです。

いくつかご紹介します。

サンカット　パーフェクトUVスプレー

1つ目はサンカットのパーフェクトUVスプレーです。ドラックストアで購入できます。

スプレータイプなので、顔だけでなく髪などにも使っていただけます。

髪に日焼け止めはなかなか難しいので、私はスプレータイプで対策しています。

アネッサ　パーフェクトUVブラッシュオンパウダー

2つ目はアネッサのパーフェクトUVブラッシュオンパウダーです。

アネッサから、マツモトキヨシとココカラファイン限定で、

お直しにとても便利なブラシタイプのUVカットパウダーが発売されました。

トランシーノ　薬用UVパウダーEX

最後はトランシーノの薬用UVパウダーEXです。

ドラックストアで購入できます。

色つきでほんのりカバー力があり、鏡もついていてお直しに便利です。

医薬部外品で、肌荒れ防止有効成分である「グリチルレチン酸ステアリル」が配合されているので

敏感肌さんにも優しい製品です。

耐水性に優れているので夏の汗をかきやすい時期にピッタリですね。

番外編　紫外線は悪いことだけではない

今まで紫外線対策をお話ししていましたが、紫外線は身体に悪影響ばかりではありません。

ビタミンDを生成するのに必要なものですが、

過度に日焼け対策をするあまり、近年ではビタミンD不足による健康被害が起きているようです。

ビタミンDの主な働きは、腸からのカルシウムの吸収を2－5倍程度に増加させること
です。ビタミンDが不足すると、食事でカルシウムを摂っていても十分吸収されず、
カルシウム不足におちいります。血液中のカルシウム濃度が低下すると、けいれんな
どの大きな症状が起こるため、骨からカルシウムを溶かしだして供給するようにな
ります。その結果、骨の強度が低下して曲がりやすくなり、くる病（主に成長期の子
ども）や骨軟化症（成人）といった病気を起こすようになります。

出典：環境省　紫外線環境保健マニュアル（900410650.pdf）

ビタミンDは食物としては、きのこ類や脂身の魚類に多く含まれていますが、その
他の食品には少ししか含まれておらず、必要量を食事だけから摂るのは困難。

SPF30の日焼け止めをしていると、皮下でのビタミンD産生は5％以下に落ちてし
まうことにも注意が必要。

出典：環境省　紫外線環境保健マニュアル（900410650.pdf）

こういった健康被害を防ぐためにも、

TPOに合わせた紫外線カット値を使用するのがよさそうですね。

まとめ

日焼け止めのSPF値は肌が赤くなることによる色素沈着を、

どのくらいの時間防いでくれるかを表しています（SPF1≒20分）。

PA値はシミやシワの元となる紫外線をどの程度守れるかを表しています。

そして、この値はTPOによって分けるのが理想的です。

そこまで買い物▶︎SPF10/PA＋

BBQなど1日中外にいる▶︎SPF50+/PA++++など。

また、皮脂などで日焼け止めが落ちやすいので塗り直すことが大切です。

メイクをしていると塗り直しは難しいので、スプレーやパウダーを使って塗り直しします。

こちらの記事でご紹介している日焼け止め効果の高い下地も紫外線対策になります。

日焼け止めを塗る以外にも日傘をさすことも紫外線対策として有効なので

併用していただくとなおいいと思います。

今回は以上です。これであなたも紫外線マスターに近づきました！

将来の自分のために今から対策しましょう。

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